Instagram運用が続かない原因と改善策|SNS運用代行を考える前に

今日はいきなり結論からスタートですが、インスタグラムの投稿ネタが続かない原因は「投稿時に全て考えている」からです。

Instagramを始めたものの、数回投稿したところでネタがなくなった。担当者を決めても、通常業務が忙しくなると更新が止まる。TikTokにも挑戦したいが、Instagramだけでも手いっぱいになっている。

近頃、SNSの相談を受けていると、このような悩みをよく聞きます。
投稿ネタが続かない大きな原因は、発想力が足りないからではありません。殆どのケースが、投稿する日になってから、何を発信するか考えているからです。

SNS運用を続けるには、センスよりも先に仕組みが必要です。

今回のWebマーケティングの玉手箱では、SNS運用が止まる理由と、少人数の会社でも取り組みやすい改善策を、私藤井が現場で感じてきたことを交えてお伝えします。

SNSの投稿ネタが続かない5つの原因

1.投稿する日に内容を考えている

「今週まだ投稿していないから、何か出そう」と考えると、毎回ゼロから企画することになります。
写真がない。文章がまとまらない。社長の確認が取れない。そうして投稿が翌週へ延び、いつの間にか更新が止まります。
投稿当日に行う作業は、最終確認と公開だけにするのが理想です。

2.SNSを使える人へ丸ごと任せている

経営者の中には、「Instagramは誰でも使えるので、専門的な予算をかけるほどではない」と考える方も少なくありません。
その結果、若いスタッフや社長のお子さんへ運用を任せるケースがあります。SNSに慣れた人が担当すること自体は悪くありません。
ただ、個人で投稿できることと、会社の集客につながる運用ができることは別です。
誰に向けて何を発信するのか。どこまで担当者の判断で投稿してよいのか。これらが決まっていなければ、毎回確認が必要になり、通常業務の合間では続かなくなります。

私が相談を受ける中でも、担当者の能力より、会社側が運用の土台を用意していないことが原因になっているケースを多く見てきました。

3.写真や情報が担当者へ集まらない

SNS担当者だけで、会社のすべての投稿ネタを考えることはできません。
お客様からよく聞かれる質問は営業担当が知っています。現場の工夫は作業スタッフが知っています。商品の違いや会社の考えは、社長が一番よく分かっています。
それらが担当者へ届かなければ、投稿は商品写真や営業案内ばかりになります。
「良い場面があれば撮っておいて」では、素材はなかなか集まりません。どんな場面が”良い場面”なのか、誰が、何を、どこへ保存するかまで決める必要があります。

4.目的が「更新すること」になっている

通販の売上を増やしたいのか、店舗への来店を増やしたいのか、採用応募につなげたいのか。目的によって投稿内容は変わります。
目的が曖昧なまま「週に1回投稿する」とだけ決めると、担当者は何を基準に内容を選べばよいのか分かりません。まずは目的を一つに絞る方が、投稿ネタも考えやすくなります。

5.確認する人と期限が決まっていない

投稿案を作っても、社長や上司の確認待ちで止まる会社があります。
※はい、うちもその中の1社かもしれません。ごめんなさい。
誰が確認するのか。何日前までに見るのか。軽微な修正は担当者判断でよいのか。ここが曖昧だと、せっかく作った投稿も公開できません。

投稿ネタを続けるための4つの改善策

1.投稿ネタを5つに分ける

毎回自由に考えるのではなく、投稿内容を次の5種類に分けます。

  • お客様の悩みやよくある質問
  • 商品・サービスの特徴や選び方
  • 仕事の裏側や作業工程
  • スタッフや会社の考え
  • 実績、事例、問い合わせへの案内

仮に週1回投稿する場合は、この中から4種類を選ぶだけでも、商品紹介ばかりになることを防げます。

2.お客様からの質問を20個書き出す

投稿ネタを探すために、流行しているSNSを見続ける必要はありません。
「価格の違いは何ですか」「どれを選べばよいですか」「依頼から完成まで何日かかりますか」など、実際に聞かれた質問を書き出してください。
一つの質問から、Instagramの画像投稿、リール、TikTok、ブログ記事まで展開できます。お客様の質問は、社内にすでにある、最も価値の高い投稿ネタです。

3.1か月分を先に決める

少なくとも、投稿日、テーマ、必要な写真、確認期限の4つは月初に決めます。
文章まで完成させる必要はありません。先に予定が見えるだけで、写真撮影や情報収集を前倒しできます。
投稿する日に考えるのではなく、考える日と投稿する日を分けることが重要です。

4.一つの素材を複数の媒体で使う

これは賛否両論かもしれませんが敢えて書きます。
InstagramとTikTokを別々に企画すると、負担は大きくなります。
たとえば、作業風景を縦動画で撮影すれば、Instagramリール、TikTok、ホームページの事例紹介、LINEでの記事案内に展開できます。
同じ内容をそのまま載せるのではなく、媒体ごとに冒頭や文章を調整します。それでも素材を共通化するだけで、制作負担はかなり減ります。

制作会社として感じる「SNSは誰でもできる」の落とし穴

SNSを事業として運営するには、企画、撮影、文章、デザイン、確認、投稿、分析まで必要です。問い合わせにつなげるには、ホームページや通販サイト、LINEなど、その先の受け皿も整えなければなりません。

私自身、SNSが続かない会社を見てきて感じるのは、担当者のやる気不足と決めつけないことの大切さです。
社内から情報が集まらず、確認にも時間がかかり、通常業務の合間にすべてを任されていれば、続かない方が自然です。
そんな状況で担当者が責められるのもかわいそうです。
まず見直すべきなのは担当者ではなく、会社としての運用方法です。

それでも自社運用が難しい場合は、SNS運用代行も選択肢

仕組みを整えても、社内に時間がない、文章やデザインを作れる人がいない、動画編集まで手が回らない会社もあります。
その場合は、Instagram運用代行やSNS運用支援を視野に入れてもよいでしょう。
投稿テーマの企画、文章作成、画像デザイン、動画編集、投稿管理、数値確認など、これまで社内で負担になっていた作業をプロへ外注できます。
ただし、すべてを丸投げすればよいわけではありません。商品や現場の情報提供、写真素材、最終確認など、自社にしかできない部分は残ります。
大切なのは、自社で行う部分と、外部へ任せる部分を分けることです。

内製する部分と外注する部分の参考になる記載がこちらの記事の後半にありますので併せてお読みください。

よくある質問

Q. 投稿は毎日しないと効果がありませんか?
毎日投稿が必要とは限りません。無理に回数を増やして止まるより、月4回でも継続できる体制を作る方が現実的です。

Q. 自社には投稿するネタがありません
そんなことは絶対にありえません。例えば商品紹介だけで考えると少なく見えます。お客様の質問、仕事の流れ、選び方、失敗例、スタッフの工夫まで広げてみてください。

Q. どの段階で運用代行を検討すべきですか?
担当者と投稿計画を決めても続かない、通常業務を圧迫している、投稿後の改善方法が分からない場合は、外部への相談を検討するタイミングです。

まとめ|投稿ネタより先に、運用の仕組みを作る

InstagramやSNSの投稿ネタが続かないときは、新しいアイデアを探す前に運用方法を見直してください。
まず行うことは、次の4つです。

  1. SNSの目的を一つ決める
  2. 投稿テーマを5つに分ける
  3. お客様の質問を20個集める
  4. 1か月分の投稿予定と確認期限を決める

投稿が止まる原因は、担当者のセンスや努力不足とは限りません。会社として、情報や素材が集まり、確認が進む環境を用意することが重要です。

株式会社テックヒューマンでは、現在の投稿状況や社内体制を整理し、自社で続ける部分と、外部へ任せた方がよい部分を一緒に考えています。
Instagramだけでなく、TikTok、ホームページ、LINEなども含め、無理なく継続できる方法を検討したい方はご相談ください。

藤井 祐介

1981年広島生まれ。自動車メーカーから2010年に独立し、スマートフォン(当時はケータイ)を主軸に置いたWEBマーケティング、WEBデザインを行い、これまで500社以上の相談に耳を傾けてきた。常に経営者によりそい、”お客様より商品やサービスを理解する”こと信念に、日々進化するインターネット業界の勉強を行う。
東京リベンジャーズは”千冬”推し。最近はナルトを途中挫折してキングダムを読み始めたがまた挫折しそうなCEO。

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