こんにちは、皆さんはプレスリリースという広告方法をご存じでしょうか?
私もよく言葉は聞くのですが、実際に関わったことがまだないので、広島商工会議所主催のプレスリリースの活用セミナーに参加させてもらい勉強してきました。
その内容を、弊社のこれまでの経験も交えながら皆様にもシェアしたいと思います!
広告の種類について
プレスリリースのお話をする前に、そもそも広告の種類についてお話しておきます。
① マスメディア広告
テレビ・新聞・ラジオ、等のメディアを利用した広告手法で、今でも影響力が高いです。
出稿費用とは別に、CMの制作費やチラシの制作費などが必要になり、費用は高めなのですが、不特定多数の方に幅広く情報を広く伝えることができ、会社のブランディング、従業員のモチベーションアップなどにも効果的です。
ただ、費用対効果を測定するのが難しい傾向にあります。
②セールスプロモーション
DMやチラシ、店頭POPなど消費者に直接商品やサービスの良さを伝え、販売促進することを目的としたツールのことを言います。
弊社ではDRM(ダイレクトレスポンスマーケティング)を重要視し、一度でも購入(来店だけでも良い)された方を確実に見込み客リスト化して直接アプローチしていく事を大切に考えてます。
③Webやインターネット広告
GoogleやYahoo!などの検索エンジンに対して広告掲載することで、インターネット閲覧者に情報を届ける手法です。
検索エンジンやブログだけでなく、インスタグラムやfacebook、youtubeやLINEなどのSNSの普及により掲載できる媒体が多岐にわたり、ユーザー属性に応じて選択できる(選択しないといけない)ようになりました。マスメディア広告と比べると、ターゲットをかなり絞ることができ、数千円から出稿できるため、費用対効果をとりやすい(測定しやすい)広告手法ですね。
④SNS活用
SNS(YouTube、インスタグラム、facebook、TikTok、LINEなど)を活用した広報活動で、だれでも無料で情報発信できる、広告媒体の中では最も新しい媒体です。
また、インスタグラマーなどの影響力のあるインフルエンサーに商品提供や広告費を支払ってPR投稿をしてもらう手法も主流になってきました。
要はインターネットを利用したクチコミ拡散ですね。
⑤口コミ
これを広告というべきか迷いますが、集客には絶大な影響を与えます。口コミを意識した商品づくり、接客品質が大切になります。最近では④で説明したSNSと親和性が高く、リアルな口コミが広がるお店はすぐにSNS上でもで拡散される傾向にあります。
(当然、リアルもネットも、よい話よりは悪い話の方が早く広がる傾向にあります。)
これらの広告手法の特徴を踏まえて、本題に入ります。
プレスリリースとは
プレスリリースとはテレビや新聞、雑誌、WEBニュースなどに、“有益な情報”として掲載してもらえるよう、各媒体社に商品やサービスについて呼びかけることを指します。
有料広告とは違い、費用が掛からない上に、マスメディアに“客観的な情報”として紹介してもらえるので、集客だけでなく企業ブランディングにも大きな効果があると言われています。また、小規模事業者ではなかなか手が出せないマスメディアへの情報掲載が可能になるため”大企業と真っ向勝負の出来る0円広告”としてとても魅力的な広告手法になります。
前でお話しした5つの広告ジャンルのどれにも当てはまらない広告手法になりますね。
※そもそも、広告ではなく「情報提供」ですがどれかといえば⑤の口コミ(信頼のあるメディアによる口コミ)になるでしょうか。
実際にプレスリリースを採用してもらい、全国放送の番組で紹介されたことにより、売上が2倍〜10倍と増え、規模を拡大したりより集客できる一等地へ移転したりとプレスリリースに成功した企業がたくさんあります。
プレスリリース活用の7つのメリット
メディアに取材をしてもらい、情報掲載ができるとさまざまなメリットがあります。
- メディアに情報を渡して紹介してもらうだけなので広告出稿料が無料!
- 広告ではなく“有益な情報”として掲載(TVの場合は放映)されるため、広告とは比較にならないほど信頼して見てもらえ、集客効果だけでなく、口コミや噂でも広がる
- 新規問い合わせが増える
- SNSのフォロワーが一気に増える
- 社会的な信用が高まり成約率が一気に上がる
- 社員、関係者、お客様、取引先、取引銀行などのステークスホルダー全員が喜び、信頼度が上がる
- 従業員のモチベーションアップにより、採用率アップ&退職率ダウンにつながる
このように、まだまだ書ききれないくらいのメリットがあります。
プレスリリースのデメリット
メリットがたくさんあるプレスリリースですが、デメリットがないわけではありません。
- 有料の広告媒体ではないので100%の掲載は保証されていません
せっかく取材に来てもらったのに、急に掲載ができなくなってしまうというケースもあります。どんな業種やサービスでも出来る広告の一種ですが、その分掲載してもらうというのは難しいというのが現実です。 - 一度で採用されることはなかなかなく、活動を続けることが大切
皆様の事業だけでなく、そのたの事業をされている方、その他ボランティア活動をされている方など、様々なジャンルの方を順番にとりあげていくので、何度もメディアに呼びかけ続ける必要があります。
こう考えると、実際にメディアに無料で紹介してもらうというのはとても難しいことのように思われますね。
では、どうしたらいいのでしょう?
プレスリリースを書く際のコツ
まず第一に、プレスリリースは商品の売り込みではなく、消費者の方への有益な情報提供でないといけません。メディアへの”商品PR”と捉えられてしまうと、絶対に取り上げてもらえません。
受け手が売り込みと感じないように、社会貢献として伝わるように、工夫して記載することが最重要です。
そのためには、ご自身の会社の強み、どんな方に向けての商品(サービス)で、どんなライフスタイルの変化をもたらし、どのように社会貢献になるのか、を明確にする必要があります。
また、実際の資料記載時は、一瞬でメディアに良さが伝わるタイトルを考える必要があります。というのも8割から9割はタイトル部分で決まる傾向にあるようです。ここがダメだと先を見てもらえないので、簡潔に分かりやすく読み手(今回でいうと媒体担当者)の心に刺さるようなタイトルをつけましょう。
内容はA4用紙1枚+関連資料1枚程度に要約し、イメージ画像を2、3枚(ご自身で撮影された写真、なければイメージが伝わるフリー画像など)を添付しましょう。
※著作権にも関わることなので、画像を添付する際は注意しましょう。
※あまり長すぎても、媒体社の方もたくさんのプレスリリースをチェックしないといけないため採用されない傾向にあるようです。
以上、簡単にですがセミナーで勉強した内容をまとめてみました。
皆様の商品やサービスが、どのような形で社会に貢献できるのかを考え、プレスリリースを出してみませんか?
1回送ったからと言ってすぐに掲載してもらえるものではないので、自分達の強みを粘り強くメディアにひたすら売り込んでいくことを忘れないようにしてくださいね。月に1回から2回、最低でも半年間はチャレンジしましょう!
なお、地方のプレスリリースは封筒(会社の封筒だと商品の売り込みに感じられてしまうので、無地の封筒が良いらしい)で送るのが効果的のようなので、ぜひやってみましょう!
テックヒューマンはマーケティング&WEB制作会社ですが、これからは皆様と一緒にプレスリリースにもチャレンジしてみたいと思っております。という事で、私たちと一緒にプレスリリース出稿にチャレンジしてくれる事業者様を募集してみますので、気軽に声をかけてみてくださいね。
当社もプレスリリースについては初心者ですが、なんとなくコツは分かったかな?と思います^^
補助金の申請書や事業計画書を代行で作成することもありますが、それよりはイケるかな!?と社長が言っております^^